戦国大名池田勝正研究所のHatena出張所

在野で中世後期に活動した人物を研究をする一般市民のブログ

池田勝正は、織田信長の家臣ではありません。

時折目にするのですが、織田信長と将軍義昭の権力構造を混同して、摂津国人から同国守護職となった池田家当主の池田筑後守勝正を信長の家臣と表記してあるものがあります。信長の家臣として書いてあるのは、他の人物でも結構あるのですが...。

 

これは違います!織田信長の家臣になった事はありません。

 

将軍義昭から任命された摂津守護職ですから、幕府に属する勢力で、織田信長方に内包された勢力ではありません。

 足利義昭は、幼少から僧として育ったため、軍事的な才能はありません。その采配ができないので、織田信長が主に担っていましたが、幕府にはそういう役割を持つ人材がありましたので、幕府直属の軍事力もありました。例えば、有名なところでは明智光秀細川藤孝、一色藤長、三淵藤英などです。

 

将軍義昭政権樹立の功労者として、また、軍事面での動員力は、織田信長は同政権内で、大きな存在ではありましたが、格式としては、池田家は織田家と同格です。

※永禄11年以降では、国人から守護職になったばかりですし、兵の動員力に差があり、信長は「弾正忠」を任官(位階は筑後守より下)してはいるのですが。

 

池田勝正は、将軍義昭政権を支える幕府方の人物です。

 

 

 

池田勝正の映画の事

先日もブログで触れた話題ですが、池田勝正の映画が9月から公開されるようなのですが、そのストーリーが、永禄11年秋の摂津池田城の攻防戦を主体にしているようです。

 

池田勝正研究所でもこの時の事をテーマに、色々と歴史的事実を探求しようとして準備はしてあるのですが、まだ、未公開のままです。

 映画をご覧になる方が、その周辺環境の参考になればと思い、このテーマを優先してアップしていきたいと思います。どうぞご活用下さい。

 

永禄11年の足利義昭上洛戦と摂津池田城(はじめに)

 (1)なぜこの上洛戦が永禄11年秋だったのか
 (2)中央政権を担った第十四代室町将軍義栄の事
 (3)三好三人衆松永久秀の長期抗争
 (4)近江守護六角氏と西国方面の様子
 (5)足利義昭を奉じた織田信長の上洛戦
 (6)池田城攻めの様子と詳報
 (7)摂津守護に取り立てられた池田家について

 

 

興味深いCG映画「PATHS OF HATE」

ポーランドのCGアーティストらしい作品が、とても興味深いです。PATHS OF HATEというタイトルです。

ドイツのメッサーシュミットと、スピットファイヤーの空中戦をモチーフにしたショートムービーですが、迫力があり、リアルであり、不思議なアニメーションです。アニメのアキラっぽいところもありますが、現代テイストのタッチで、独特の世界観があります。

 

中々表現しきれません。是非ご覧下さい。

 

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池田勝正の映画が公開されます!

戦国武将池田勝正が映画化されたようです。

 

平成27年9月から大阪・京都・東京などで上映されるようです。ご興味のある方はご覧下さい。

 

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 ↑キャプチャー画像に不具合があるようですが、正常に再生されます。

 

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※この映画企画に、私は参加していません。

 

 

研究用資料を製本すると本棚もスッキリしますよ!

コピーした研究資料を整理して保存しておくのは、数が多くなると収まりも悪いし、見た目も悪いし、本棚上のインデックスとしての一覧性も悪く、何とかならないかと、長い間の悩みでした。

 

しかし、製本するとものすごく良いです!何と言っても、本棚に収まり、背の文字で一発視認ができるようになり、持ち運びも便利で、言うことなしです。

 

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◎詳しくは、池田勝正研究所ブログをご覧ください。